2025年9月、雲まみれのアラスカ・フェアバンクスでのオーロラ観測のログ、後編です。
前編はこちら。
Day 5
この日も引き続き曇りの予報、時々雨。。
フェアバンクスの西側が若干雲が少ない(かもしれない)予報になっていたので、日中はその方面へロケハンに出かけました。
道中、山道だったので、標高が高くなる辺りでは霧がすごい!
晴れる気配が全くありません(^_^;)
目星を付けていた場所で停まってはイマイチ、そして先へ進むを繰り返し、隣町まで来てしまいました。
フェアバンクスから西へ100 kmほど、車で1時間と少し(ノンストップの場合)。
オーロラ観測によさそうな場所も一応見つかりました。
(雨が降っていたので現地の写真を撮り忘れた。)
予報どおりであれば、夜は再度ここまで来ることにし、フェアバンクスの宿まで戻りました。
夜、諸々の準備を完了して、宿の扉を開いたら、
雨「ザァァァァァー」
扉を静かに閉じる。
この雨の中、高低のある山道を1時間走ることを想像し、心折れました。
行った先でも雨だったら、戻ってこれる気力はもうないです。
アルコール注入してとっとと寝ました。
Day 6
いつもより早めに起床し、天気予報をみると、相変わらずパッとしない空模様。
本日と翌日は場所次第では晴れ間も期待できそうでした。
が、最終日の明後日(それ以降もしばらく)は広範囲で大曇天になりそうな予報。。
最終日はオーロラ観測の後、そのまま早朝フライト(午前6時頃)でシアトルに戻る予定だったのですが、予定を早めることにしました。
曇天のフェアバンクスにいてもやることないので。
半日ほど前のフライト(当初予定の前日の午後)に変更したところ、$140くらいのクレジットが戻ってきました。
1年以内に発券する航空券に使えるとのことですが、おそらく期限切れになりそうです。
さて、本日の夜は心折れずに出かけました。
本日を含めて残り2日です。
宿から南方面へ約30分走った辺りへ。
到着直後、日付が変わる前は笑うしかない(泣きたいけど)大曇天でしたが、夜更けにようやく晴れ間も見えるようになってきました。
午前3時前。
遅い。。
思った以上に市街地の明かりの影響がありました。
オーロラ自体はあまり強く出ませんでした。
まぁ、ようやくオーロラの形をまともに認識できたので、よかった、よかった。。
午前3時半頃に撤収しました。
Day 7
1日短縮してしまったので、オーロラ観測の最終日です。
最終日でも日中はロケハンへ。
途中、観光名所があったので立ち寄ってみました。
原油のパイプラインが見学できるところ。
この中を原油が流れているらしいです。
北極海に面したブルドー・ベイという街からアラスカ南部へ原油を運んでいるとのこと。
今回、唯一の観光でした(約10分)。
最後のロケハン地へ。
フェアバンクス北部の山中にある湖です。
犬と馬!を伴れた人がいました。
アメリカっぽいですね(・∀・)
オーロラ観測地としては悪くなかったのですが、天気予報と気分?のため、結局夜に再訪はせず。
最後のロケハンを終え、宿に戻りました。
まずまずの日中の天気、このままもってくれ。。
そして最後の夜です。
天気予報を眺めても悩ましいので、慣れた場所に行くことにしました。
2日目から3日連続で通った場所へ。
いつもどおり、30分ほど走って到着。
車から出ると、頭上には満天の星!
全く雲がないわけではないものの、ようやく星空を見ることができました。
北の空にぼんやりと出ていたオーロラが、午前0時過ぎに一気に明るさを増しました。
北の空の低い位置のオーロラだったので、湖へのリフレクションもよく撮れました。
今更ですが、地上風景が真っ黒(写真は暗部を持ち上げている)なので、月明かりは多少あったほうがよいですね。
少し時間が経って午前1時過ぎ。
背の高いオーロラが出ていたのでシャッターを切ったところ、赤いオーロラでした。
肉眼ではこの赤色は全然判別できませんでした。
その後、次第に雲が増えてきました。。
オーロラのピーク後で本当によかったです。
午前3時頃に完全撤収しました。
短い時間でしたが、最後の最後に綺麗なオーロラを見ることができました!
なお、翌日以降、しばらく大曇天or雨の予報でした。
Day 8(シアトル泊)〜帰国
荷物をまとめ、午後2時頃に空港へ。
レンタカー(Hertz)のカウンターへ行き、車のキーを返却しました。
後でクレジットカードの明細を確認したら、返却が早まった分は返金してくれたようです。
保険料は追加でかかったけど(しつこい)。
フェアバンクスにちょうど1週間滞在し、約1,000 km、今回もよく走り回りました。
具体的な金額は忘れたのですが、北欧やカナダに比べて明らかにガソリン代が安かったです。
原油が取れるから?
午後4時頃にシアトルへ向けて出発しました。
ほぼ予定通りにシアトル到着。
預け荷物が出てくるのを待つも、30分くらい経過しても掲示板にターンテーブルの番号が表示されません。。
下から3番目の106便です。
ここだけターンテーブルの番号がいつになっても出てこず。
その後、Baggage claimをさまよい、すみっこのターンテーブルに当該フライトの預け荷物が出ていることに気付く。。
その付近の掲示板にのみ、ターンテーブルの番号が表示されていました。
なんというク○仕様(゚Д゚)
やたらと時間はかかりましたが、無事手荷物を回収して空港近くのホテルへ。
行きのデイユースで利用したヒルトンは1泊4万超え!なので別のホテルにしました。
ベストウエスタンはどこでも安めです(その分それなり)。
アラスカから持ち込んだビール(4本くらい)を注入して就寝(-_-)zzz
翌日午後、空港のチェックインカウンターへ。
帰りはANAの羽田便でした。
チェックインカウンターの担当の方が、下のフロアの保安検査場が空いている、と教えてくれたので行ってみると、本当にガラガラでした。
ほとんどの保安検査場(チェックインカウンターのフロアにある)は、どこもそれなりに混雑していそうだったので助かりました。
また空港内の電車に乗って、Sゲートまで行きました。
午後4時半頃にシアトル空港を出発、ほぼ定刻でした。
羽田への到着もほぼ定刻でした。
大きなトラブルなく、無事帰国したのでした。
と、気が抜けたのか、しばらくバンクーバー便のターンテーブルで手荷物を待っていました(^_^;)
バンクーバーとシアトルからのフライトはほぼ同じ時刻に到着するのです。
カナダのイエローナイフから戻るときはいつもこのバンクーバー便なので、ついクセで。
以上、久しぶりのアラスカ・フェアバンクスへのオーロラ観測の旅でした。
次回のオーロラ観測の旅は、年末年始(2025年12月末〜2026年1月初旬)に予定しています。