2019年4月のイエローナイフでのオーロラ観測、5日目のログです。
昨日に続き、幸いなことに見事なオーロラの舞を堪能できました!それにつき、オーロラ写真多めですです。
本日も日中から夜にかけて、イエローナイフ周辺の天気はよさそう。それならば、よりよい撮影ロケーションを求めて、日中はロケハンに遠征です(ちょっとよくわかんないですね)。
昨日と真逆、東のイングラハム・トレイル(地図はこちらの日を参照)に相棒を走らせました。
この時期のイエローナイフはだいぶ雪解けが進んでいるものの、多くの湖はまだ厚い氷が張っています。しかし、流れのある川であれば、所々水面が表に出てくる時期です。水面に映ったオーロラ(リフレクション)が撮れたらと思っていました。
イエローナイフ中心部から約70km、道路の終点に到着。
期待した通り、いい感じに水面も見えていました。本日の観測場所はここに決定し、来た道を戻ります。
、、って帰るんかい( ・∇・)
まだ午後5時か6時くらい(よく覚えてないのですが)でしたので。流石に暗くなるまで待機するには早すぎます。
ということで、本日は最低280km(70km×4)を相棒と走ったことになります。こんな走り方をしているので、毎回走行距離がちょっと困ったことになるのですが。
さて、気を取り直して、夜です。
午後10時半頃に現地へ再訪です。4月のイエローナイフはこの時間でもうっすら空は明るいです。
到着してまもなく、オーロラさんは出てきてくれました。
午後11時前後です。早くも水面に映ったオーロラが撮れました。
この時間でこれだけはっきり出てくれると、やはり期待大!
そして日付が変わる頃、一気にやってきました。
南の空からブレークアップ開始です。
南東の空です。
水面もオーロラ色に染まる。
我ながらよいロケーションを見つけたものです、笑。
こちらは南西の空のオーロラ。
やっぱり画角に収まらなくなりますので、本日も魚眼レンズで捉えたブレークアップの模様を。カメラの向き及び露出設定は同じです。
gifアニメで↓
この間、わずか10分足らずです。まるで生き物のようにオーロラは急成長します。
あっと言う間にオーロラは真上に移動します。
昨日と同様、円周魚眼(風)レンズで捉えた真上のオーロラ、、なのですが。
レンズフードを外し忘れてしまいまして、盛大にケラレ発生。こちらが元の写真↓
トリミングすればなんとか使えましたので、よかったです。何かしらの失敗は毎度のことです。
定点撮影は2台の魚眼カメラに任せていますので、もう1台のカメラで好きなように撮ります!
天空が破れて光が吹き出す、まさにブレークアップ、でした。
何度見てもこの瞬間は唖然とするか、笑うしかありません。それくらい、信じられない光景が広がっています。
昨日と同様、オーロラは一気に全天に広がります。
北東の空。赤いオーロラもはっきりと写ります。
緑から赤色への光の筋が美しいです。D810A(天体撮影仕様のカメラ)で撮影。
まだ早い時間ですので、しばし余韻に浸ることにします。再度のブレークアップに期待しつつ。
午前1時半頃の北西の空。
沈みゆく月の上を舞うオーロラです。
その後はひたすら我慢です。だんだんと雲が多くなってきます。オーロラは断続的に出てくるも、それほど強くはなってきません。
そろそろ、撤収かなぁ、と思った午前3時半頃。
南の空に移動したオーロラが激しく動き始めます。
やっぱり何度見ても美しい光景!
雲が多くなってしまったものの、この時間まで待った甲斐がありました。
待ち過ぎたこともあり、レンズの結露、というかレンズの表面がほぼ凍ってしまいまして。
2回目のブレークアップ写真はほぼボヤボヤになってしまいました。。気温は昨日とほぼ同じくらいだったのですが、水場が近いこともあり、湿気がありましたので。
結露防止のレンズヒーターはやはり必要ですね。日本に戻ってから早速購入しました。
ただ、氷点下2桁でのモバイルバッテリーとケーブルの持ちは如何ほどのものか。。とりあえず、今後試してみることにします。
午前4時頃に撤収です。本日はすべてやり尽くした感があります。
約6時間、氷点下に晒し続けた三脚、雲台、カメラに感謝です。
午前5時半頃に宿に戻りました。晩酌、ならぬ朝酌にて本日終了です。
午前7時にもなると清々しい明るい空でした。