かなーり久しぶりにオーロラ観測に行ってきました!
前回のオーロラ観測↓から約4年ぶり・・・
今回の目的地はスウェーデン北部のキルナ周辺です。
この辺りには5年前の9月に一度行ったことがあります。
ブランク明けのオーロラ観測ということで、これまでに一番訪れている&観測率の高いカナダのイエローナイフに行くことを当初計画していました。
だがしかし・・・
・まともな宿(値段的、ロケーション的)の空きがほとんどない
・レンタカー店の営業時間短縮、走行距離に応じて追加料金発生する
いろいろと不都合で、今回は見送ることにしました。
コロナの影響からのスタッフ不足も原因の一つですが、現地の日本人の方(ナヌックの大塚さん)によると、少し前から観光客はすでに戻ってきているor以前より多いようです。
(それと、イエローナイフ周辺では8月から山火事が発生していて、結果的には現地に行ける状況ではなかったかもです・・・)
代わりの目的地をいくつか検討しましたが、どの目的地であっても、円安の影響もあり、コロナ前に比べるとフライト・宿ともに明らかに高くなっていましたね・・・
体感的にはトータルで1.5倍くらいの費用がかかっている気がします( ;∀;)
東京・羽田からスウェーデン・キルナまで
まずはフィンランドのヘルシンキまで。
フィンエアーのプレエコの特典航空券が取れました。
同じワンワールドアライアンスである、JALのラウンジで久々のカレー。
ビールは飲みかけではなく、注いでいる途中でビールサーバーが空になりました( ;∀;)
13時間近いフライト・・・
ロシア上空を通れないので北極周りですね。
ヘルシンキまであと1時間ほどのところで、フライトマップにキルナが見えました。
このまま降ろしてほしいところですが、この後はヘルシンキからスウェーデンのストックホルムを乗り継いで行きます。
ここからはスカンジナビア航空(SAS)。
荷物を預けた後にジャケットを取り出すことを忘れたことに気付く・・・
さすがに東京を出たときと同じ服装では寒かったです( ;∀;)
その後はフライトは(意外に)予定通りで、キルナ空港に無事到着。
日本人の団体客も見かけました。
今回の相棒くん(レンタカー)です。
費用の関係からコンパクトクラスのMT車を予約していたのですが。
フルサイズSUVのAT車に超絶アップグレードされていました( ・∇・)
100Lクラスのデカいスーツケースが2個余裕で入ります。
キルナ郊外のロッジに滞在しました。
静かな湖畔でした。
上の写真は到着日でなく、今回唯一まともに晴れた日(後述)に撮影したものです。
肝心のオーロラは・・・
率直に行って、
北欧は曇りの日が多く、オーロラ観測にあまり適していません。
北米と比較してよく言われることですし、自分自身でも経験済みです。
今回は現地に7日間滞在し、夜の天気は以下のような感じでした。
初日:曇り(わずかにオーロラ見えた)
2日目:曇り(星もまったく見えない)
3日目:薄曇り〜曇り(オーロラは短時間だがよく見えた)
4日目:晴れ〜薄曇り(オーロラ出続けた!)
5日目:雪(雪警報出てた)
6日目:曇り(雲の向こうで光ってはいた)
7日目:曇り〜雨(早く帰りたい)
まともにオーロラが見られたのは2日間で、撮影の点では1日のみという結果に・・・
しかし、その唯一の日のオーロラは本当に素晴らしかった!
以下、今回撮影した主なオーロラ写真です。
まずは3日目から。
オーロラは短時間(20-30分)の出現で、その後は厚い雲に覆われて終了。
続いて、大本命の4日目です。
見事な赤いオーロラ!
全天はこんな感じ。
決して快晴ではないものの、なんとか天気は持ち堪えてくれました。
これまで見たことない赤いオーロラも撮影でき、大変充実した一夜でした。
この日は太陽のコロナ質量放出(CME)の影響が地球に届き、オーロラ活動が活発だったようです。
この日の動画(リアルタイム+タイムラプス)をログの最後に貼っておきます。
余談、5日目の雪の様子です。
日中から降り始めて夜はさらに強くなりました。
翌朝の様子。
一応6日目の雲越しのオーロラも。
バスクリンの空、と勝手に呼んでいます(゚Д゚)
撮影機材とか
撮影の相棒たちを少し紹介します。
今回はこちらの3台で撮影に臨みました。
メインの静止画は未だに一眼レフ、D810Aで。
動画はLumix S5で。
先にS5IIを買ったのですが、MFのピント拡大倍率がクソなので先代に買い換えました。
冷却ファンとかAFとかオーロラ動画には不要ですし。
上の2台を支えるビデオ雲台、ザハトラーFSB8。
数年前からカワセミ撮影(ログはアップしていませんが)で使っています。
ある日の設置風景。
最後は全天タイムラプス撮影用のD750。
IRカットフィルター改造済み。
ある日の設置風景。
レンズは真上に向けています。
帰国の途
上述のとおり、5日目以降は曇りやら雪やらでやることなく。
ダラダラ過ごして、帰国の日です。
来た道を戻ります。
キルナからストックホルム経由でヘルシンキへ。
ヘルシンキ空港近くで1泊しました。
最後に来たとき(4年前)以降に改修が進み、ヘルシンキ空港の雰囲気はだいぶ変わっていました。
フィンエアーのラウンジも以前より広くなっていた気がします。
東京・羽田へのフライトは定刻出発。
今回の旅を通して、フライトの遅延は全くありませんでした。
いい意味で(特にSASに)裏切られました(^^;;
行きと同様に13時間近いフライトを経て、無事羽田へ到着。
お疲れ様でした( ´Д`)y━・~~
まとめ
曇りの日が多いことを承知の上で、今回はスウェーデンへ行ってきました。
案の定、曇りだらけ(時々雪)でした(^^;;
しかし、うち1日、見事なオーロラに出会えましたので大満足しています。
その1日のオーロラのハイライトシーンを動画にまとめました↓
大部分はリアルタイムの動画で、実際のオーロラの動きそのままです。
後半(最後の1分くらい、全天映像)はタイムラプスですので、早送り映像と捉えてください。
以上、約4年ぶりのオーロラ観測記でした。
次回は来年(2024年)の年始、やはり久々の白い緑の大地(?)へ向かう予定です(゚Д゚)