ShuShark's Photolog

日々の撮影記。主にオーロラとカワセミ、たまに海。

オーロラ

9月22日 アイスランド Day9

投稿日:2017年10月9日 更新日:

トップ画像は日本へ戻る飛行機からのオーロラ!有終の美が飾れました!

 

・・・だとよかった。

最終日(の予定だった)、大トラブル1つと中トラブル2つありまして。

 

とりあえず、時系列で書いていきます。長いです。

前日のオーロラ観測終了後、6時前に宿をチェックアウトします(フロントに誰もいないので部屋のキーを置いただけ)。靴が若干湿っていて気持ち悪い。。

ケフラヴィーク空港へ向けて出発。約1時間半、相棒と最後のドライブです。やっぱり曇天だな。。

30分くらい走り、海底トンネルへ入る前に料金所で1,000ISK(1,000円くらい)を支払います。

(あれ、行きもここ通ったけど、通行料払ってない。。アイスランド到着日に同じルート(逆方向)を通ったのですが、ボケーっとしていてゲートを通過してしまったのかも。。)

アイスランドの首都、レイキャビクに近づくにつれて雲が厚くなり雨も降り出します。かなり強い雨。This is Iceland。

7時半頃にレンタカー会社着。雨のおかげで多少相棒も綺麗に。約1週間ありがとう、相棒!

到着時と同様、スーツケースを10分ほど転がして空港まで歩きます。

 

アイスランドから日本には、ケフラヴィーク→ヘルシンキ(フィンランド)をフィンエアー、ヘルシンキ→成田をJALで戻ります。

まずはケフラヴィーク空港、フィンエアーのチェックインカウンターへ向かいます。

 

って、何この長蛇の列!
フィンエアーのスタッフ一人しかいないんですけど!!

 

一方で、横にあるアイスランドエアーの10個以上のカウンターはガラガラ。(焦っていて写真撮れませんでした。)

 

長蛇の列が全く進まず、どうしたものか。。Buggage dropのカウンター行けば早いのでは?と思い立ち、自動チェックイン機で手荷物タグを出します。ヘルシンキへのフィンエアーと、ヘルシンキから成田のJALは別々に航空券手配していたため、ヘルシンキまでの手荷物タグしか出ません。まぁ、一旦ヘルシンキで受け取ればいいや、くらいに思っていました。これが後のトラブルの元に。。

スーツケースにタグを取り付けてBuggage drop専用のカウンターに行こうとするも、アイスランドエアーに喧嘩で負けたのか、フィンエアーにそんなものありませんでした。

 

結局は長蛇の列に並ぶことになります。先ほどより長くなっている気がする。。そりゃあ、フライト時間近くなってきていますから。

ようやくチェックインカウンターにたどり着いたのは、出発予定時刻(9:30)の10分前くらいでした。この時点で出発が30分遅れることは確実だったようです。

 

手荷物をコンベアーに乗せ、「成田までよろしこ」と伝えようと思った矢先、フィンエアー唯一のカウンターのスタッフの兄ちゃんが手荷物のタグ(ヘルシンキまでのタグ)をベリっと剥がし、新たなタグを付けてくれます。フィンエアーもJALもワンワールドアライアンスだから、自動的に成田までのフライト情報が出てきたと思っていました。

ん?NewタグにHEL(ヘルシンキ)の文字はあるけど、NRT(成田)の文字はないような。「手荷物はヘルシンキで受け取るの?」と念のため聞き、兄ちゃんは「いや、Tokyoだ。」と言いました。

 

一抹の不安を残しつつ、保安検査場を通過し、搭乗ゲートに向かいます。チェックインカウンターはまだ列が続いており、出発までにはまだ時間があったかもしれないのですが、お土産を見繕う余裕はありませんでした。
そういえば、ケフラヴィーク空港で1枚も写真撮っていない。。

 

結局は1時間遅れの10時半に出発。

 

ヘルシンキでの乗り継ぎ時間、1時間ちょっとしかないのですけど。

 

出発待ちや出発してからの機内で、「地上スタッフが足りなくて出発が遅れてしまい申し訳ありません」的なアナウンスが再三流れます。
みんなインフルエンザで倒れましたか。お大事にどうぞ。

 

ヘルシンキまでは順調に飛行し、順調に1時間遅れで到着です。
機内のモニターの、「地上スタッフにお尋ねください」リストに私の乗り継ぎ便、JAL414便がありましたので、ゲートを出たところにいたスタッフのおばちゃんにその旨を伝えます。

 

が、「あなたはリストに載っていないわ」とおばちゃん。
私がぽかーんとしていると、おばちゃん電話かける。フィンランド語(?)で同僚としばし話します。おばちゃん、「あなたは乗り継ぎの登録ができていなかったみたい。でも無事成田への席が確保できたわ。ゲートへ急いで。」状況よく理解できないまま、言われたゲートに急ぎます。

JAL便とほぼ同じ時間にヘルシンキを出る、フィンエアーの便に変更されました。

 

中トラブルその1:日本へのフライト変更。

 

乗り継ぎ前のフィンエアーが遅れたのはJALには全く関係ないのですから、JAL便は定刻通りに出発すべきでしょう。JALの定時運航率に貢献できてよかったです。

 

変更後のフィンエアー、AY073便は1時間弱の遅れで出発しました。

順調に飛行を続け、離陸から2時間半ほど経ったころ、アナウンスが流れます。

 

「みなさま、ただいま左手にオーロラが出ております。」と、日本人CAさん。窓に殺到する日本人(私もですけど!)。

 

このアナウンスを聞き、正直複雑な心境。。
元々のJAL便では飛行機からのオーロラを狙って、北側(左側)の窓側席を押さえていたんです。変更後の席は中央の右通路側。アイスランドからのフライト遅延がなければ、じっくりと飛行機からのオーロラ観測&撮影できたはず。。

 

文字ばっかりで状況がわかりにくいですね。。

写真ブログですし、肝心のオーロラ写真を貼ります!お待たせしました!?
アナウンス後のオーロラフィーバーのほとぼりが冷めたころ、非常口ドアの小さな窓(缶の底より一回り大きいくらい)から執念で撮っています。
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窓への写り込みや飛行機の揺れがあるものの、アイスランド地上からのオーロラよりよっぽど良い絵になりました。

 

雲のクソ野郎は遥か下にいますので。ざまぁ。
(写真下半分のモヤモヤした緑色は雲でしょう。)

 

非常口窓からの撮影を続けていますと、トイレから近いこともあり、待っている方に「ここからオーロラ見えるのですか?」と不思議そうに聞かれます。不審者ですみません。

 

何人かの方が、写真を撮りたい、ということで、場所を譲ります。その中で、見覚えのあるデカい黒いカメラが。キャノン1DX!14コマ/秒のキャノンのフラッグシップ機ですね。カワセミ現場ではよく見ますが、まさか飛行機内で。スポーツ専門のプロカメラマンの方でした。

 

しばらく撮影していると、飛行機は急に方向を転換します。日本に向けて南へ?
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オーロラが全く見えなくなりましたので席へ戻ります。後はのんびり映画でも見て過ごしましょう。

と思った矢先、機長から衝撃のアナウンスが。

 

「みなさまに大変残念なことをお伝えしなければなりません。この機体に不具合が発生しました。飛行の安全性には問題ないですが、到着地の成田では修理可能な設備がありません。よって、これより我々のベース基地、ヘルシンキへ引き返します。」

 

大トラブル:日本への飛行機、引き返す。

 

さっきの方向転換は引き返したところだったのでしょう。。
この時点でヘルシンキを出て4時間くらい経っていました。なんでもっと早くわからないのか。。

 

しばらくポカーンとなりましたが、ふと気付きます。

じゃあ、今度は反対側(右側の窓)だよね!
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オーロラ(とカワセミ)中毒者、簡単にトラブルには屈しません。
最大限、不運も好機に転換させていただきました。

 

来た道と同じ、約4時間かけてヘルシンキへ飛行します。幸い、オーロラ撮影で忙しかったのであっと言う間でした。ヘルシンキに午前3時頃着。

予定より24分遅いそうです(予定とはいったい?)。

 

現時点では振替のフライトは未定なので、Buggage claimで手荷物を受け取り、フィンエアーが手配した空港近くのホテルへ向かうことになります。みなさん、疲労困憊の様子で手荷物をピックアップしてフィンエアーのカウンターへ。

・・・私の手荷物は出てきませんでした。

 

中トラブルその2:手荷物ロスト@ヘルシンキ。

 

これは若干予想していましたが。。アイスランドでのやりとりが怪しかったので。

 

フィンエアーのカウンターで1時間ほど並び、無事本日のホテルバウチャーを受け取ります。「手荷物が出てこないのだけど?」と一応聞いて見ますが、カウンターのブロンドおねーさん、「ヘルシンキ止まりになっているから、空港内にはあるわ。でも、今すぐには用意できない。」さいですか。

周りの方に比べ、身軽にシャトルバスに乗ってホテルへ。5時頃チェックイン。
着替えがないので、下着類を手洗いしてから就寝。当然着るものがなく、バスタオルだけ巻いてベッドに入る。さすがにこの時期でも北欧の朝方は寒い。

 

長い1日、疲れた。
記事を書くのも、疲れた。まさかの延長戦に突入。

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