昨日の飛行機リターントラブルにより、帰国予定遅延。ヘルシンキで2泊することになりました。帰国までの延長戦をまとめて書きます。
まずは10日目。
昨日の就寝時刻はなんだかんだで結局朝6時頃でして、起きたらすでに10時半になってました。代替フライトがどうなったか、早速フィンエアーのwebサイトをチェックしてみます。
翌日(9/24)にロンドンのヒースロー空港経由で日本へ行くフライトが手配されていました。ロンドンは日本と逆方向なんですけど(いったん日本から遠ざかる)。ヘルシンキ→ロンドンはフィンエアー、ロンドン→成田はブリテッィシュエアー。ワンワールドアライアンス。
日本へ向かう便は、ロンドンを夕方発。つまり、
オーロラフライト再び、ですね。
今度こそ北側(左側)の窓側席を押さえなくては!と、座席指定をしようとするも、webからではエラーが出てうまくいきません。フィンエアー運航のヘルシンキ→ロンドン間は座席指定できたのですが。
昼前にホテルをチェックアウトし、もう一泊の手続き(ホテルバウチャーもらう)と航空券発券のため空港へ向かいます。
ヘルシンキ空港はフィンエアーのハブ空港であり、アイスランドのケフラヴィーク空港と違って、カウンターはいっぱいあります。その中で「AY73 22SEP」と表示されたところに目立つ列が(上の写真はだいぶ人が少なくなった頃に撮ってます)。
このAY73がまさに昨日9時間の北欧・ロシア周遊飛行をしてくれた便です。日本人の方もたくさんいましたので聞いてみますと、代替フライトはバラバラで、中にはタイ経由の便に割り当てられた方も。
ロンドン→成田間の座席を左窓側指定でカウンターのおっちゃんにお願いしてみます。他社便のせいか、多少手間取りましたが無事確保!これで長いフライトも退屈しないね!おっちゃんありがとう(と、この時点ではウキウキ)。
それと、ヘルシンキにあるはずの手荷物について聞いてみると、おっちゃん同僚に電話してくれます。フィンランド語(?)なのでやりとりは全くわかりません。とりあえず、ヘルシンキ空港内にはあることは確認できたらしい。今から受け取れないか聞いてみましたが、いろいろ手配で最低1時間はかかるとのこと。成田までのタグを確認し、その控えを受け取れましたので、そのまま預けておくことにしました。
ホテルバウチャーに加え、空港内のお店で使えるクーポン(17ユーロ分くらいだったかな?)をもらいました。アイスランドで買えなかったお土産(なぜかGeishaという名のチョコレート)とビールの調達に有効活用しました。
午後2時頃にホテルにチェックイン。無事発券したチケットを記念(?)に。
上がヘルシンキ→ロンドン、下がロンドン→成田のチケット。A席は左の窓側ですね。ただのエコノミーチケットがオーロラ中毒者にはプラチナチケットに見えています。
ちなみに、左上がもう1泊分(帰国前日)のホテルです。前日とは別のホテルでした。
暇なのでビール飲みつつ前日の写真をバックアップしていたら、いつの間にか寝ていました。フィンエアーからディナークーポンもいただいていますので、午後9時頃にホテルのレストランへ。
ここで前日のAY73便でお隣の席だったS氏ご夫婦に遭遇。一緒に食事していた方がちょうど先に部屋に戻ったところとのことで、ご一緒させていただきました。
ご夫婦そろってテキーラ呷っております 笑。さすがに私は空腹なのでおつまみとワインで勘弁してもらいました。
お二人はバルト3国をまわって、ヘルシンキ経由で日本へ戻る予定だったとのこと。お互いに大変でしたねー、と話しつつお酒が進みます。私の今回の旅行はオーロラ観測で、昨日も飛行機からのオーロラを期待していたことをお話しすると、「そういえば、ほとんど席にいなかったですね。」はい、オーロラ中毒者は忙しかったです。
遅くまで飲みまして、翌日は二日酔いでした。。お二人は朝早いフライトの予定でしたが、無事に帰国されましたでしょうか? S氏ご夫婦、どうもありがとうございました!
これより11日目〜12日目(帰国日)。
預ける手荷物なく、航空券も発券済みなので、のんびり空港へ向かいます。
まずはヘルシンキからロンドンまで約3時間のフライト。
特筆すべきことはありませんでした(よいことです)。
ロンドン・ヒースロー空港での乗り継ぎは3時間の待ち。暇です。お昼は適当にパサパサのサンドイッチで済ませました。
早めにゲートに行こうにも、ヒースロー空港では搭乗時間近くにならないとゲート番号が表示されません(ターミナルによるのかもしれませんが)。不便でした。
いよいよ搭乗時刻。やっと日本に帰れます。長かった。。
最後は優雅なオーロラフライトで締めましょう。頼みますよ!
座席は左窓側の41A、どんどん飛行機の後ろへ。
ん!?
No Window in the Window Seat.
思わず、3回くらい座席番号確かめましたよ。やはりここが41A。
ヘルシンキのカウンターのおっちゃん、私は確かに左窓側席をリクエストしましたが、窓がなければ意味ないんですよ。。
ぽかーんとしていると、一昨日の引き返しフライトで一緒だった、1DXのプロカメラマンの方が。偶然にも同じ便でした。
通路へのアクセス悪く、こんな暗いところに誰が座りたがるだろうかと思いつつ、ダメ元で後ろの席のブロンドおねーさんに交渉してみます。すると、「いいわよ。その代わり、よい写真撮れたら見せてね。」あなたは女神か。
おねーさんに何度も感謝しつつ、後ろの窓に移動します。とりあえず、よかったー。ちなみに、他に窓側席が空いていたようで、おねーさんは離陸前に少し離れた席に移動しました。おねーさん、ご面倒おかけしてすみませんでした。
離陸して順調に飛行を続け、スカンジナビア半島北部へ。オーロラはもう少し暗くなってからかな?
20分経過。
さらに20分経過。
空がやたらと明るいんですねー。暗くならない。。
一昨日のヘルシンキからのフライトと、そんなに時間帯変わらないのになんでだろう?
飛行ルートを見て空が明るい理由がわかりました。
今回のロンドン発BA5便。
一昨日のヘルシンキ発AY73便。
大きな違いは、(AY73が出発地に戻っていることを除けば)BA5のほうがより北極圏側を飛行している、ということですね。北極圏の夏は白夜で日が沈みません。9月でもまだ北極圏は白夜に近い状態なのでしょう。
これ以上は空が暗くならず、むしろ明るくなってきました。
さすがにここまで明るくなってしまうと、オーロラ観測は諦めるしかありません。
今回のフライトでは、残念ながらオーロラが姿を現すことはありませんでした。
その後も順調にフライトを続け、予定通り成田に到着。日付が変わって9月25日の月曜日。会社を1日余計にお休みしました。
手荷物も無事に受け取って帰宅しました。
タグがやたらとグルグルに絡まっている。。
タグをほどいたら、古いタグが下に付いたままでした。写真の左がヘルシンキで発行した新しいタグ、右がアイスランドを出たときの古いタグです。見事にヘルシンキ止まりになっています。もし飛行機の引き返しがなかったら、今度は成田で手荷物ロストすることになっていたでしょう。
これでアイスランドでのオーロラ観測の旅は無事?終了です。
あと1つ、まとめ的な記事を書いて旅行記を終える予定です。