2025年最初のオーロラ観測のログです。
フィンランドの北部、イヴァロ(Ivalo)へ行ってきました。
(実際に滞在したのはイヴァロの町の郊外です。)
イヴァロ周辺に滞在するのは今回で3回目です。
前回の滞在はコロナ騒動直前の2019年9月でした。
母親を連れたイタリア・フィンランドツアーの後半でした。
滞在日数が限られたこともあり、オーロラはあまり観測できずでした。
今回の目的地をイヴァロに決めたのは、昨年(2024年)の年始のグリーンランドでのオーロラ観測から戻ってすぐです。
このときは滞在中1日しかオーロラ観測できず。。
前後泊が必要(現地滞在+2日必要)で、さらに物価もかなり高い地域でのこの結果は、懐事情的&精神的にキツかった( ;∀;)
東京からイヴァロまでは、ヘルシンキでの乗り継ぎ1回で行けます。
通しでの特典航空券が確保できたこと、割とお手頃な宿泊先も見つかったことで、早々に(2024年1月末には)今回の予定は確定させてしまいました。
北欧はあまり天気が安定しないのは懸念材料ですが、そこは滞在日数でカバーです。
今回は長めの10日間!
前後泊ないのでタイパよい!?
まぁ、観測率5割あれば十分、3割でも及第点くらいの気持ちで臨みました。
Youtube & アマプラ漬けの日々を見越してHDMIケーブル持参するくらいには 笑。
さて、この前編では出国からイヴァロ初日の夜までのログを書いています。
出国、フィンランドへ
羽田からフィンエアーでヘルシンキへ。
もうお馴染みのルートです。
ヘルシンキまで約13時間のフライト。
一眠りした後、グリーンランド付近を通過する頃にオーロラ出現!
iPhoneで撮影↓
全然ピント合わず(^_^;)
何度試しても窓の汚れor氷にピント持っていかれる模様。
仕方ないので、一眼で撮り直しました。
見事な赤いオーロラが出ていました。
幸先よいオーロラ観測のスタートになりました!
前回の同じフライト(2024年9月)は北極点を通過するルートでしたが、今回はそれよりやや南側を通過するルートでした(なので「北極点通過した証明書」は配布されず)。
季節によってルートは異なるのでしょう。
現地の早朝4時頃にヘルシンキへ到着。
保安検査と入国審査を経てシェンゲンエリアへ。
ラウンジの営業は5時からでした。
暇なので空港内を散策。
ヘルシンキ空港には何度も来ているので見慣れた光景です。
喫煙所の健在を確認しつつ( ´Д`)y━・~~
※ヤニカス情報:ヘルシンキ空港の喫煙所(複数ある)には扉がないですが、不思議と外には(ほぼ)煙漏れず。
イヴァロへ出発!
は、写真を撮った時点で約7時間後でした。
もっと早い便もあったのですが、イヴァロでのレンタカーの借り出し時間を遅くしたかった(早く借りると+1日分料金かかってしまう)ので、あえて遅いフライトを選択。
ラウンジで暇な時間を過ごし、ようやくイヴァロへのフライト。
ほぼ定刻に搭乗するも、氷解作業のため20分程度出発は遅れました。
無事、イヴァロ空港へ到着。
到着後の写真を撮り忘れていたので、レンタカーの車内から(^_^;)
荷物が出てくるまでにかなり待たされました。
早い人と遅い人(私)で30分くらいの差があったように思います。
ほぼ満席だったので仕方ないかもですが、一応Priorityタグ付いていたのですけど。。
そんなイラつきのせいで写真を撮り忘れたという言い訳でした。
空港を出て市街地のスーパーで食材を少し調達した後、10日間滞在する宿へ。
イヴァロの町の少し北、空港から車で20分程度の場所でした。
ロッジ1棟貸切。
あ、一人です(゚Д゚)
写真には写っていないですが、50インチTVあります(なのでHDMIケーブル持っていった!)。
イヴァロ 初日
さて、オーロラ観測です。
初日から意外にも?天気はよさそうでした。
磁気圏の活動も激しい状態で、間違いなく強いオーロラが出現するデータでした。
https://www.spaceweatherlive.com/en/archive/2025/01/01/kp.html
結果、この日は最大でGrade 3に達する磁気嵐(上のグラフで赤い部分の時間帯)が観測されていました。
早い時間からオーロラが出るのは容易に想像できました。
午後7時頃には準備を始めたのですが、すでに空の広い範囲にオーロラ広がっている!
そのオーロラと薄雲の影響でレンズのピント合わせに苦労する。。
(本当は昨年から始まった老眼のせいです。)
なんとかオーロラのピークまでにはカメラの準備は間に合いました。
以下、午後8時前後のオーロラです。
空が真っ赤に染まり、まるで山火事のようでした。
太陽活動期に入って、赤いオーロラを見る頻度は増えていましたが、ここまでのレベルには初めて遭遇しました。
頭上が真っ赤なので、不穏な感じでもありました。
午後11時頃に再びオーロラのピークはやってきました。
終始赤いオーロラに圧倒された日でした。
動画も撮影したので、今回のログの最後(後編)に載せておきます。
日付が変わる頃に撤収しました。
撤収時の気温は−20度で、思ったより(北欧にしては)下がったなという印象。
天気のよい日は気温下がるので、悪いことではありません。
初日から出来過ぎのオーロラ観測となりました。
この日は日本でも低緯度オーロラ(赤いオーロラの上端部分が見える)が観測されたみたいですね。
2025年はきっとよい1年になるでしょう!(願望?)
中編(2日目〜5日目)と後編(6日目〜帰国)に続きます。
初日のオーロラが凄すぎただけなので、以降の日はまとめてお送りします(^_^;)